Twitter見逃していたのですが、10月3日にPrimeFacesの4.0が正式リリースとなっていました(^^;
とりあえず公式ブログに書いてあったリリース内容を簡単にまとめてみます。
JSF 2.2のサポート
PrimeFaces 4.0ではJSF 2.2をサポート。
もちろん2.0、2.1も大丈夫とのこと。
Client Side Validation Framework
PrimeFaces 4.0の目玉機能の1つ「Client Side Validation Framework」が入りました。
その名の通り、クライアントでバリデーションチェックする機能のようです。
まだ全然触っていないので、内容を把握したいです。
Dialog Framework
JSFでダイアログ扱うのって意外と手間だったりしま…せんか(^^;?自分だけかな。
ダイアログのxhtmlを共通的に使ったり、呼出し元画面と値の受け渡しをしたりとか。
そういった手間を簡易化してくれるダイアログ用のフレームワークが追加されました。
ちょっと触ったけど動かなかったんですが…。確認します。
Search Expressions
@formや@thisのような表現でコンポーネントの指定などができますが、それが拡張されました。@compositeとか便利そうな感じです。
Defered Loading
OutputPanelで遅延読込ができるようになったとのこと。
属性にdeferred、deferredModeなどが増えていたので、この辺でページ表示後にデータを読むとか、そういったことが可能になりそうです。
HTML5 FileUpload
ファイルアップロードコンポーネントは3.5でもありましたが、4.0になってフルスクラッチで書き換えたそうです。
その際にHTML5のファイルアップロード機能を使ってるようです。
JSF2.2になって標準機能でもファイルアップロードはできるので、PrimeFacesを使うかは個別判断が必要そうですね。
Component Features
以下新しいコンポーネントが増えたとのこと。
stickyは過去に試しました。
既存コンポーネントでも
データテーブルのヘッダがsticky(ブラウザスクロールしたときにヘッダだけ残る)となる機能
ツリーのノードをドラッグアンドドロップできる機能
ラジオボタンをグリッド状に配置する機能
など他にもたくさんの機能が増えているそうです。
Maintenance
4.0になるまでにEliteのリリースが16回あったそうです。
Eliteに関する補足
PrimeFacesは3.4、3.5、4.0とメジャーバージョンアップは無償で使えるOSSです。
Eliteというのは3.4以降辺りに導入された概念で、簡単にいえば有償プランです(^^;
バグ改修などはリビジョンアップで行われていきます(3.5.Xとか4.0.Xとか)が、それらを手に入れるにはEliteプランに入らなければいけないという状態です。
ちょっと悩ましいです…がコンポーネントが豊富で海外には情報も多いので、RichFacesやIceFaces、OpenFacesなどに流れる勇気も中々出ないという微妙なラインです(^^;
Elite Discount
4.0.1までの間、Eliteのサブスクリプションが20%オフとのこと。
249$が199$のようです。
Roadmap
今後のロードマップに関して。まずはPrimeFaces Mobileの1.0にフォーカスするとのこと。
PrimeUI 1.0、PrimeFaces 4.1は2014年のQ1で利用可能になる見込みでEliteの4.0.X系は10/3から既にスタートしてるとのこと。
Eliteでの3.5.x系は2013年の終わりまでは利用可能(それ以降は未定?)とのこと。