ひと月前のEclipse Newsletterに「 MicroProfile Starter Launched」という項目がありました。試したところ「Spring Initializer」のMicroProfile版といった印象で、とても簡単にMicroProfileを触れるのでおススメです。使い方を簡単にまとめてみました。
MicroProfileのWebサイトに「Starter "Beta"」のリンクがあります。

こんなページです。
https://start.microprofile.io/
必要情報を入力するとMavenのプロジェクトを作成してくれます。現時点ではGradleは未対応のようです。

MicroProfileの2.2はGAがでていますが、Starterでは2.1までとなっていました。

選べるMicroProfile ServerはOpen LibertyとThrontailの2つです。ThrontailはWildFly Swarmから名称変更されたもの。

※後日追記:選べるMicroProfile Serverは色々ありました。
kikutaro777.hatenablog.com
プロジェクトに含めるMicroProfileの仕様が選べます。デフォルトのまま全てにチェックを入れておきます。

DOWNLOADボタンを押してzipファイルを解凍します。

readme.mdに起動方法なども書いてあるのですが、ちゃんと入力したプロジェクト名(artifactId)の例になっているのが地味に嬉しいです。

最初に入っているサンプルコードがシンプルでわかりやすい。JAX-RSのサンプルはこれだけです。
import javax.inject.Singleton;
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
@Path("/hello")
@Singleton
public class HelloController {
@GET
public String sayHello() {
return "Hello World";
}
}
ビルドします。
mvn clean package
「プロジェクト名-thorntail.jar」が生成されるので、java -jarで起動します。
java -jar target/microprofilesample-thorntail.jar
しばらくして、コンソールに「Thorntail is Ready」と出たらOKのようです。localhost:8080にアクセスすると次のページが表示されて、各サンプルを確認できます。

「Hello JAX-RS endpoint」の結果はこちら。(キャプチャのfaviconがSpringになってしまっていますが、キャッシュかと…

とても手軽でサンプルコードを読みながら実際に動かせるのでMicroProfileに興味ある方は是非試してみてください。