Challenge Engineer Life !

エンジニア人生を楽しみたい!仕事や趣味で学んだ技術的なことを書いていくブログです。

Javaエンジニア養成読本が出ます!

11月11日に「Javaエンジニア養成読本」が出版されます。

この本は、Javaの最新動向を踏まえつつ、開発現場で役に立つような実践的内容を含むことを目標に企画されました。幅広い内容を6名の著者による共著で執筆したものです。

新人エンジニアの方や、最新のJavaを採用検討している方、開発現場へツールの導入検討される方など、様々な方々に読んで頂ければ幸いです。

私はJava EEのパートを担当させて頂きました。今年の7月くらいからブログが全く書けなかったのは、こちらに集中していたためでした(^^;



Javaエンジニア養成読本 [現場で役立つ最新知識、満載!] (Software Design plus)

執筆している当時、ちょうど仕事で新人さん(プログラミング経験はない方)のOJT担当をしていたのですが「この書籍を使えば幅広くまとまってて楽に教えられるのに…」と思っていました。そんな使い方もできる1冊ではないかな、と思います。

執筆メンバ&主な内容

本名は本に掲載されているので、ここではTwitterアカウントで(^^;

@kisさん

普通のJava書籍ではあまり触れられていないJavaの世界について書かれています。Javaの歴史やJavaを取り巻く様々な環境から、イベントやコミュニティなどについてまで触れられています。私も初めて知ったことも多く、かなり興味深い内容です(^^)

なお、本の主催、というか、声掛けは@kisさんからでした(^^)

@irofさん

Hello Worldから始まるJavaの入門記事を担当されました。「入門」となっていますが、かなり実践的な内容で、開発における勘所や注意点などが盛りだくさんです。新人さんだけでなく、経験者にとっても改めてJavaの基礎を再点検できる記事になっています(^^)

@bitter_foxさん

Java 8で入ったStream API、ラムダ式に関する記事です。執筆された@bitter_foxさんは、なんと学生さんです!
多分、日本で一番Java 8のStream APIやラムダ式に詳しい学生さんではないでしょうか…。なぜ?と思われた方は@bitter_foxさんの次のブログ記事を是非(^^)

@shuji_w6eさん

JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法」の書籍を書かれた@shuji_w6eさんのパートでは、GitやMaven、Jenkinsなど、現場のチーム開発に有用なツールについて書かれています。こうしたツール類は、まずは触ってみないと始まりませんので、記事を参考に触ってみて、現場導入のきっかけにして下さい。もちろんJUnitについても触れられていますが、本格的にJUnitを学ぶ際には「JUnit実践入門」を買いましょう(^^)

@ToshikiIgaさん

いがぴょんさんのパートでは受託開発の現場で行われる開発のフローや求められるスキルなどについて書かれています。これは、システム開発の経験がない学生さんや新人さんには是非一読してもらいたいです(^^)

自分(@kikutaro_)

私のJava EEパートについては後ほど簡単に触れます。

まわりのメンバが本当にすごい方々ばかりで、このような方々と名前を並べてもらって本当に恐縮です(^^;;

経緯

きしだなおきさん(@kis)から、今回の執筆に関してお声かけを頂きました。

Java EEに詳しい方は多々いらっしゃる中、なぜ私…と思いつつ、期待されていることは初心者向けの内容で書いてほしい、とのこと。

執筆など経験もなく、仕事もバタバタしそうだったので、当初は断ろう…と。

でも、きしださんからこんな機会を頂いて、もし断ったとして後悔しないのか??と考えると…これは絶対後悔する、と思い、挑戦する気持ちで執筆させて頂きました。

実際に書いてみると、Java EEを限りあるページで解説するのは難しくて…。

言葉遣いや文章構成の基礎的な部分から、読み手の気持ちになった観点、技術的な観点など色々な駄目出し・アドバイスを頂きました。とてもお手数をおかけしてしまったのですが、とても勉強になりました。

日本語のJava EE情報

Java EEのまとまった日本語情報が欲しい、という話は今でもよく耳にします。まず自分自身が昔そう思いましたし…(^^;そういう意味では、初学者向けのJava EE情報を執筆させて頂いて、これがJava EE学習のきっかけや何らかの機会になれば幸いです。

Java EEをある程度限られたページで解説するのは本当に大変で、今回はそういう点でもかなり苦労しました。最終的な構成は次の通りです。

  • JavaのWeb開発技術動向
  • Servlet
  • JSF
  • JAX-RS
  • JPA
  • CDI
  • EJB
  • Java EE開発環境構築
  • チュートリアル

ページバランスや内容に関しては、Java EEについてよくご存じの方にとっては色々と思う所があるかもしれません。読者の方からのフィードバックは、今後のためにもなるのでご指摘を頂けると幸いです。

なお、執筆の途中でGlassFish4.1が出てJava 8対応したり、あわせてNetBeans8.0.1が出てチュートリアルやりなおして、書き直しだったり(*´Д`)結構泣いてました。

感謝

本当に色々な方に御礼を申し上げたいです(^^)

Javaエバンジェリスト 寺田さん

元々、この「Challenge Java EE !」ブログを書き始めたのは、3年前くらいに行われた日本オラクルのJavaセミナー参加がきっかけでした。そのセミナーで、Javaエバンジェリストである寺田さんが

「海外と違って、Java EEの日本語情報がまだまだ少ないのは事実。皆さまが是非開発を通じて情報を発信して欲しい。そうしていくことで、日本における先駆者にもなれるかもしれない」

といった感じのことをおっしゃられていました。

当時は「へー」という感じでしたが、実際の開発を通じてブログをコツコツと書き続け、勉強会などにも参加していくうちに、今回のような機会を頂くことができました。

実際にはJava EEに詳しい方はたくさんいらっしゃるので、先駆者でもなんでもないのですが、いまだに日本語で最新のJava EEを記述した書籍や雑誌がないことを考えると、こんな機会を頂き、寺田さんの未来予想図はすごいなぁと(^^;本当に感謝です。

JJUGやコミュニティの方々

JJUG(日本Javaユーザグループ)とそれに関わる方々に大変感謝しています。

月1のナイトセミナーや年2回のJJUG CCC(クロスコミュニティカンファレンス)は企画や運営が本当に大変だと思うのですが、参加する側としては勉強になることだらけで、とてもありがたい存在です。

JJUGがなかったら、きっとモチベーションがこんなキープされることもなかったし、外の世界に出ることもなく社畜っぽい狭い世界での生活を送り続けていたのではないかなと(^^;

また、JJUGでは色々なコミュニティと共催イベントなどもあり、それらを通じてhtml5やJenkins、Gradleなどなど、色々なものを知ることができました。Jenkinsとか使ってなかったら、うちの現場はずっとビルドおじさん依存だったんじゃないかと…。

運営の方々以外にも、勉強会や懇親会に参加して色々とお話させて頂いている方々、Twitter上での会話でお世話になっている方々など…感謝してばかりです(^^;

ちなみに、今年の春にJJUG CCCで発表させて頂きましたが、本当に良い経験になりました。こうした機会を通じて色々な方と出会えたり、会社でセミナー発表を担当するようになったり、色々と変わりつつあります(^^;仕事が増えた

会社

今までやってきたJava EE開発は、もちろん一人でやっているものではなく、チームメンバと一緒にやってきました。ブログで発信してきた情報では、後輩が調べてくれたものなども多々あります。また、今回、原稿チェックも手伝ってもらったりもして、本当に感謝感謝です。

また、執筆に快諾頂いた会社や上司にも感謝です。基本シャドーワークとはいえ、早めに帰って家で作業する日もありましたので(^^;

余談

余談ですが…書籍発売についてブログなどに書いて下さいー、という状態になって「書くぞー」と思っていた矢先、信じられないことが起きました…。

住んでるアパートの隣の家が深夜に火事となり、パチパチパチと音がうるさく「え、雨すごい降ってるの…?」と窓を開けたら、隣家が火の海でした。私が開けた窓にも火が降りかかってくる勢いでした…(ちなみに隣家は空き家状態で人は住んでおらず)。

命の危険を生まれて初めて感じて、着の身着のまま、財布すら持たず逃げ出しました。

火が窓を割って中に入り、その結果、こんな感じに…。+゚(゚´Д`゚)゚+。

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何が悲しいって、今まで持っていた技術書が燃え、残ったものも消火による水浸しで捨てざるを得ない状態に…。

先日買ったばかりの「Java SE 8 実践プログラミング」も…灰と水びたし…ひどい(´;ω;`)ウッ

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やはり電子書籍にしておかないと…と思いましたが、もれなくKindleも水浸しで死亡でした orz

そんな悲しいことはありつつ、今は「Javaエンジニア養成読本」が書店に並ぶことを楽しみに、気持ちを切替中です。

とりあえず命があって良かったなぁと。

手持ちの技術書が一切なくなってしまった状態で、はじめて手元に届く技術書が「Javaエンジニア養成読本」となりそうです(^^;;

執筆が終わってひと段落と思いましたが、こちらの片付けが忙しくなり、またブログ更新が滞ってしまいますが…これからも宜しくお願いします(^^)

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